蘇州新区で日本人が通う幼稚園は3つに限られます。地元の幼稚園はもっとたくさんありますが中国語が全く分からない状態では受け入れてもらうことが難しいです。3つの幼稚園の特長をご紹介します。
蘇州新区で日本人が通える3つの幼稚園
🔳 リージェントインターナショナル幼稚園
🔳イートン ハウス インターナショナル スクール
🔳 三之三幼稚園
1校ずつを詳しくご紹介する前に、会社の学費補助制度の内容をよく確認しましょう。
▼何歳から補助の対象となるのか?
→例 : 満3歳以降 それまでは対象外。預ける場合は全額自己負担。
▼幼稚園の制約はあるか?
→例 : 日本語対応の園がある地域では日本語対応の幼稚園でのみ補助。インターナショナル園への補助はなし。=日本語対応の園しか選択できない。この場合、比較検討する必要もなく、イートン幼稚園に決定です。
▼どの費目が補助されるのか?
→入園費用、学費、制服代、バス代、給食費、どの費目が補助されるのか確認しましょう。私の場合は制服だけの費用は補助されませんでした。我が家の場合は学費を払ったら制服が1セットは支給され、制服も着ても着なくてもいいので、制服だけを買うことはなかったです。
園を決めて申し込もう!と思ったのに補助が出ないとなるとがっくりしてしまいますので補助内容については事前によく確認しましょう。
蘇州新区の幼稚園①リージェントインターナショナル幼稚園
私はせっかくの海外駐在のため子供達にも日本とは違う環境で過ごす体験をして欲しくてインターナショナル幼稚園を選びました。
本体はカナダの幼稚園でマンションの1階部分にあるため敷地は狭く、園庭がないのでマンション内の公園で遊びます。プール等の自前の施設はないため、プールの授業はクラスのみんなでスクールバスに乗って近くのプールまで出かけます。
過ごしやすい季節には近所の大きな公園までお出かけしての授業もあり、運動不足を心配していたけど全くその心配はなかったです。1学年1クラスのためアットホームな雰囲気で中国人、日本人が多いです。
中国人のお友達も日本人に意地悪するようなことはなくてクラスメイト皆んなで仲良くしています。授業は中国語と英語で行われています。先生と保護者とのコミュニケーションも中国語か英語でのコミュニティケーションとなります。事務室に少しだけ日本語の話せるスタッフがいる場合もあります。
先生とのコミュニケーションは最初不安でしたが、なんとかなりました。先生達も英語できない保護者対応に慣れておられるので、カタコトの英語でもこちらの言い分を汲み取ってくださいます。ど~しても困った時は英語か中国語ができるママさんに力添えしていただいていました。
授業は基本的にはカナダ方式??で進み、中国の行事も行われます。幼稚園ですが、宇宙の成り立ちや野菜の成長、アルファベットや漢字も習いました。
2学期制で
前期 9月~1月、後期 2月~6月となり7、8月はお休みです。長すぎる夏休みをどう過ごすかが課題です。
蘇州新区の幼稚園②イートン ハウス インターナショナル スクール
イートンは3つのクラスがあります。
🔳国際部(全面英語)
🔳日本部 バイリンガルクラス(日本語と英語)
🔳日本部 日本語クラス
新区の居住地からは少し離れたところにあり、広い施設の中に園庭、プール、立派な設備が揃っています。
日本部はまさに日本の幼稚園!!っという雰囲気です。日本語での対応で日本人の先生もいらっしゃいます。日本の行事もしっかり行われているようで、夏祭りに浴衣を着るため日本から持ってくるようにとのこと。
任期が短い方や小学校入学前に帰国される方は日本に戻ってからも子供が混乱しなさそうでいいなと思います。先生と保護者のコミュニケーションも日本語というところも人気の理由。
子供の体調が悪くなった時にお迎えにいけるかしら?と不安でしたが、親が迎えにいくのではなく、園が送ってくれるからわざわざお迎えに行く必要はないそうです。園の行事で親も園に行く必要がある日はスクールバスで一緒に行けるため自分だけで園に行けるかしら?というところは心配する必要はありません。
蘇州新区の幼稚園③三之三幼稚園
中国のローカル幼稚園です。
国際部があるので、日本人が通うなら国際部かな。日本語対応は不可なようなので中国語か英語でのコミュニケーションになると思います。
中国語も英語もできないけど、なんとかなるよ~とお友達ママさんも話してくれました。圧倒的に中国人のお友達が多いので、中国人に負けないメンタルが身につくかも。。。しれません。気が弱い子には厳しい環境じゃないかな?と思います。コミュニケーションは意外と身振り手振りでなんとかなることが多いですよね☆
園児はほとんど中国人です。日本人が数人いるか?いないか?程度です。授業も中国式で進み、小学校入学前までに200文字程度は覚え、2桁の九九を暗唱するため、幼稚園ですが授業があります。蘇州の小学校に入学するためには必要な学力だそうです。そのため幼稚園ですが、勉強の時間も確保されています。
公式ホームページは見つけられませんでした。名城花園の敷地内にありますので、小川マンションからとっても近いです。どこの幼稚園もマンションまでお迎えのバスが来ると思います。歩いて通えない距離の場合にはバス通園となります。
1年間の学費がかなりかかりますので、会社の補助制度をよく確認して自己負担額とその時期を事前に確認しておきましょう。どの園の子も最初は戸惑い、少しずつ慣れていきそれぞれの園での生活を楽しんでいました。幼稚園は違っても近所の公園で一緒に遊ぶことも多く、自然と同世代のお友達とは仲良くなります。
子供達はインターナショナル幼稚園に通ったおかげで当時は中国人の先生とは中国語、カナダ人の先生とは英語、日本人のお友達とは日本語で話すトリリンガルになっていましたが、帰国後に英語、中国語を使う機会がめっきり減ってしまい、忘れてしまったようです。。。残念。。。
親子で一生懸命勉強した中国語と英語をすっかり忘れてしまって、母は悲しいですが、本人達が改めて勉強したい!と思う時が来たら蘇る記憶があるはず!!と期待しています。