15日の衆院選公示日に新宿で第一声の演説を予定していた山本代表は緊急入院。原因はアナフィラキシーショック。発疹が出ていることに気づき、そこからかゆみを伴って全身に拡大し14日に緊急入院していた。27日の選挙後の中継などテレビ出演をキャンセルしていた。
山本太郎代表体調不良の経緯
公示日までの1か月間の過密スケジュールをこなす
山本代表は、公示日までの約1カ月間、日本全国で増税反対のデモ、集会、街頭演説に参加。ほぼ毎日、何かしらの活動を行っていた。さらに、公示日直前からは連日のようにテレビ番組などに“ハシゴ”出演。過密スケジュールぶりもあってか、直近のテレビ出演では山本代表の姿が“痩せたように見える”ことを心配する声も続出した。
14日にアナフィラキシーの症状の疑いで緊急入院
発疹が出ていることに気づき、そこからかゆみを伴って全身に拡大し14日に緊急入院していた。山本代表は14日夜、かゆみを伴う全身の発疹に気付き、救急で診察を受けた結果、アナフィラキシー症状の疑いで念のため入院。
山本代表は「昼からは街頭に立てると思っていましたが、きょうは休みます」として、医師からの忠告により、すべての街頭演説を中止。
15日の衆議院選挙の公示に合わせて予定されていた東京・新宿駅周辺で第一声となる街頭演説も緊急入院したことで取りやめ、代わりに櫛渕万里共同代表が東京・江東区錦糸町で第一声を務める。
15日には退院したものの街頭演説などの予定はキャンセルし療養
15日の昼には退院。この日は予定していた街頭演説などはキャンセルし療養したものの16日には活動を再開。
27日の投票日には再度体調不良を訴えテレビ出演をキャンセル
27日の投票日には再びの体調不良で、選挙特番の出演をキャンセル。午後9時の生配信で「体調悪いんですよ、今日。この会見終わったら終わりにしたいと思います。この後の中継などはキャンセルしてください。申し訳ございません」と謝罪。検査をしてコロナではなかったといい「明日病院に行きます」と語っていた。
28日党の公式YouTubeの生配信に登場し死の一歩手前だったと告白
「体調悪いままでインタビューを続けるっていうのも、はっきりとした自分たちの政策を与えられた短い時間で答えられないのは私たちにとっては損失です」と発言。
「有権者に対して、まだ私たちの存在を知らない方々、中身を存じ上げない方々、さまざまなメディアを通じて訴えができるっていう機会は、非常にありがたくはあるんです。私としても。なので、できる限りは使わせて頂きたいという思いですけど」と説明した上で「昨日の状態、ちょっと体調はよくなかったです、はっきり言えば」と打ち明けた。
続けて「前日の最終街宣の現場でマイクを持った時に2回ほどふらついたんです。さまざまなことことを考えてパスした方がいいなと」と語った。
体調については「病院行ってきたんですよ。選挙初日の前日深夜に入院を言い渡されて、アナフィラキシーで。改めて入院の前に診て頂いた担当医にお会いしたんですけど、あの時はまずかったんだよって言われました」と告白した。
そして「アナフィラキシーでも人は死ぬし。その一歩手前にいたっていう状態にいたんだと。体力を戻すようにって言われた」と打ち明けた上で「この選挙ってムチャクチャじゃないですか、12日間。こんな狂った祭り、世界にあるかっていうぐらいの。非人道的な祭。
選挙で免疫力向上しました!っていう人、1人も見たことないですよね。すべて真っ白な灰になってしまいました、みたいな人しか見てないですから。ある意味チャレンジングなこと。最終日まで持ったということはありがたい」と語った。
医師からは「甘くみないほうがいいと。今日言われました。しっかりと体力を戻して」と助言されたことも明かした。