
まゆ
「数字を入れているのに計算できません…」、「001が1になっちゃいます…」これも初心者さんによく質問される内容です。
原因はたったひとつ。Excelが「数値」と「文字列」を別物として扱っているからです。
この記事では、Excel初心者さんが必ずつまずく 「数値と文字列の違い」を、できるだけやさしく解説します。
まず結論|Excelには「数値」と「文字列」しかない
Excelの世界では、データは次の2種類に分かれます。
数値=計算するもの
文字列=文字・ラベル・番号
この違いが分からないと、 ほぼすべての初心者トラブルが起こります。
数値とは?
◆特徴
- 足し算・引き算ができる
- 合計・平均が出せる
- 正しく並び替えできる
◆例
100
2500
3.14(小数点)
2026/4/1(日付)
◆実務で「数値」を使用する項目
- 売上金額
- 個数
- 点数
- 日付
- 割合
数値は、計算するためのデータです。
文字列とは?
◆特徴
- 計算できない
- 文字として扱われる
- 名前・番号・ラベル向き
◆例
田中
A001
001
TEL-01
◆実務で「文字列」を使用する項目
- 名前
- 商品コード
- 郵便番号
- 社員番号
- 電話番号
文字列は、「文字」として扱われます。
ここが初心者さんの落とし穴
見た目が数字でも「文字列」の場合がある
たとえば、次のデータ。
001
人間から見ると数字ですが、Excelでは扱いが分かれます。
- 数値として扱う → 1(先頭の0は消える)
- 文字列として扱う → 001(そのまま)
Excelは、「計算に関係ない0はいらないよね?」と判断して、自動で削除してしまうのです。
これが有名な「001が1になる問題」です。
数値か文字列かを見分ける簡単な方法
初心者さんでもすぐ確認できます。
◆表示位置を見る
- 数値 → 右寄せ(A1セルの「1」)
- 文字列 → 左寄せ(A3セルの「001」)

◆計算してみる
=A1+1
エラーが出たら、文字列です。
◆強制的に文字列にする
'001
先頭にアポストロフィをつけることで強制的に文字列として扱われます。
実務での正しい使い分け【超重要】
数値にするもの
- 売上
- 金額
- 個数
- 集計データ
→ 計算するもの
文字列にするもの
- 社員番号
- 郵便番号
- 品番
- 電話番号
→ 計算しないもの
新人さんあるある失敗例
- 郵便番号が 001234 → 1234 になる
- 商品コードが並び替えで崩れる
- 計算で #VALUE! エラーが出る
これらはすべて、 数値と文字列の違いを知らないことが原因です。
まとめ|ここだけ覚えておけばOK
- 計算する → 数値
- 計算しない → 文字列
Excelは、 見た目ではなく「役割」で決めるツールです。これが分かるだけで、 エラー・表示崩れ・001問題が一気に減ります。
Excelが苦手な人の多くは、 この考え方を知らないまま操作をしている方が多いです。
でも逆に言えば、 ここを理解した瞬間に一気にラクになります。いちばん地味で、いちばん大事。 初心者さんは、まずここから覚えましょう。


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