主人の中国赴任に家族で帯同した時の経験や、最近赴任されたお友達の経験談を交え、当時2歳と4歳の子連れで赴任した4人家族の場合の中国赴任に持参した(した方がよいと思った)ものをご紹介しています。
持参して良かったと思う理由とともに輸送方法別にご紹介していきます。
中国赴任(家族帯同) 準備品リスト 船便編
赴任される地域にもよりますが、『検閲』に時間がかかるため、『船便』と『航空便』を一緒に出しました。(届くタイミングもほぼ一緒です)
しかも荷物が受け取れるのは住所が特定して(サービスアパートの契約が成立して)居留証が発行されてからなのです!!なので、
①ご主人が赴任する
②中国国内の住所を警察署に届け出る
③居留証が発行される
この3つの手続きが完了した後でないと荷物が受け取れません。③が厄介。すぐ発行される時もあれば時間がかかる時もあります。そうです。中国はなんでも前例は参考になりません。
「やってみないとわからない」のです。。。
なので、すぐにはなくても困らないけど、「赴任後、2カ月後に届いても役に立つと想像できるもの」を入れましょう。
この辺りが中国アルアルですね。どこから送ったか?とかどのくらい送ったか?時期によっても1か月かからず、すぐ受け取れた方もいらしたり、2カ月もかかった方もいらしたり。『検閲』の込み具合によるようです・・・。
ちなみにまゆ家が船便で送ってよかった~!!と思ったものはこちら↓
それぞれの理由を簡単にご紹介します。
レイングッズ (傘、長靴、レインコートなど。日傘含む)
大人も長靴必須です。車の運転ができないので基本的に徒歩生活となります。水はけが悪いので、雨が降るとあちこち水たまりだらけ。。。
靴ではすぐぐちょぐちょに。現地調達も出来ますが、ゴムの種類が粗悪ですぐ穴が空いたり、蒸れて痒くなったりしてオススメできません。
ピクニックグッズ(大きな敷物、家族分のお弁当が入る大きいお弁当箱)
大きな敷物は現地調達可能ですが、小さく折りたためるものや、オシャレなデザインのものはなかなか探せません。大きなお弁当箱は日本独自の文化?かな?と思いますので是非日本から持参ください。
大きな公園があるので遊びに行く場所はたくさんあるのですが、ランチに困ることが多いのです。現地の売店メニューを食べ慣れるまでには、経験値を積まないと無理かと思います。。。
マックやケンタッキーなどが近くにあればよいですが、都会にしかないからねえ。日本のコンビニもたくさん進出していますが、置いている商品で日本から赴任した方が抵抗なく食べられるのは日本製のカステラくらいかなあ。。。と思います。
扇風機(小さいお子さんがいらっしゃるご家庭のみ)
もちろん、現地でも調達できます。ただ、子供の指つめ防止機能付き。みたいな安全性の高いものは見かけたことがありません。チャイルドロック?強い衝撃でちゃんと止まるとか、首の長さの調節ができるとか、きめ細やかな配慮がされているのはやっぱり日本製品だと思います。現地でも購入できますが恐ろしく高価になるので、ご近所の電化製品で1万円しないものでよいので購入してそのまま段ボールのまま船便へGO!!しましょう。
防寒着(寒い時期なら持参または着て赴任!!)
恐らくですが、どこに赴任されても日本よりかなり寒いです。建物の中でも寒い!!店内でもダウンジャケット着ながら食事は当たり前です。ホテルの高級店とかに入れば別ですが・・・。
なので、ダウンジャケット、マフラー、手袋、ブーツ、耳当て、ヒートテックなどスキー場に行く前提でご用意ください。特に子供用は「子供は冷やしてはならない!!」教えがすごいので、もっこもこのアイテムしか売っていません。逆に汗かいて風邪ひくでしょ。というものばかりなので、日本からの持ち込み必須です。ユニクロやGAP、ZARAなどで購入できますが、日本の倍の値段はするので船便での持ち込みがオススメです。
子供達の文房具、おもちゃやDVDとDVDプレイヤー
もちろん、中国にも鉛筆も消しゴムもノートも売ってます。でも日本の基準で考えると品質がイマイチと感じてしまいます。鉛筆はなかなか消しゴムで消えないし、消しゴムはブチブチ千切れてしまって消しにくいし。という具合。外国の方が日本に来て、100均で買い込むのも納得です。
ネットで何でもみれる今の時代に「DVD」って。と思われるでしょうが、そこは中国。
日本で毎日のように見れるものがほとんど見れないのです。YouTube、ネットフリックス、アマゾンプライムなどなど、普通のテレビではほとんど見れません。
VPN契約をすると繋がるようになりますが、いつ、急に、見れなくなるか?分からないものなので突然見れなくなることは日常茶飯事。いつ復旧するか?も分かりません。そうなると中国語のTVのみになってしまいます。そんな時に頼りになるのはDVD!!電気さえとまってなければいつでも見れますからね。
でも必ずDVDプレイヤーとセットで持ち込んでください。我が家はサービスアパートに設置されているDVDを事前に確認していたので日本からプレイヤーは持ち込みませんでした。DVDには「リージョンコード」というものがあり、これが異なると読み込めないのです。。。
日本から持参したDVDは一切再生できず・・・。絶望でした~~~。リージョンコードなんて知らないもん。。。ちなみに日本はリージョンコード「2」らしいです。
ウェットティッシュ、ポケットティッシュ
どこに行くにも携帯必須のウェットティッシュ。いくらあっても困ることはありません。現地調達も出来ますが、とにかく硬い。ポケットティッシュは本当に固いです。鼻が痛くなりまーす。小さい子には日本製の柔らかいティッシュがマストです。
ホットプレート
焼肉ややきそば、たこ焼き、ジンギスカン、ホットケーキなど本当に大活躍でした!!家族赴任の方は是非ご持参ください。
オイルポット
揚げ物をよくする我が家はオイルポット必須です。ごみ処理にうるさくない中国ですが、油の処理には困るし、日本で使ってるオイルを片付けるアイテムは手に入りにくいので、オイルポットを使って再利用していました。
炊飯器(中国電圧)
中国電圧で動く電化製品(日本で購入するなら) 我が家は炊飯器はどうしても日本製のものがよくて、日本で中国電圧対応のものを購入して持ち込みました。帰任時には後輩くんにプレゼントしてきました。 炊飯器だけは、私が譲れなくて。。。
日本の炊飯器を持ち込んでも変圧器があれば動くのですが、日本でもギリギリまで使いたいし、もう買い替えてもいいタイミングの古いものだったので、持ち込みはせず買い替えがてら新調しました。
おかげで現地のお米でも美味しく炊けて、快適でしたー。
ドライヤーも現地電圧のものがあると便利だと思います。こだわりなければ現地調達でよいです。
ナノイーが・・・。という方は中国電圧で動くタイプを購入してお持ちください。
日本のものを持ち込んでもいいんだけど、変圧器は大きくて重いから移動させるのが大変です。
何台も準備すると金額もするので、日本製の電化製品を持ち込む時は変圧器とセットでどう使うか?
キッチンで炊飯器保温してたら、お風呂上りに髪の毛乾かせないのよ。。。両方ワット数大きいからねえ。。。
是非生活をイメージしてみてくださいね。同時に何台日本製の電化製品を使いますか?それだけの変圧器を買いそろえられますか~? 重さとしては5キロくらいかなぁ。片手では持てないレベルです。
もしすきまがあれば、普段使い慣れたお薬や健康食品、インスタント食品はいくらあっても困りません。 スキマがあればどんどん、詰めましょう。
お子さんが小さい方は子供を乗せる自転車は船便で送りましょう。中国は電動バイクばかりで「ママチャリ」はあまり流通していません。電動バイクは運転が危ないので禁止される会社が多いです。電動付き自転車を持って来られる方が多かったです。あると便利♪行動範囲が広がりますので是非★
中国赴任(家族帯同) 準備品リスト 航空便編
赴任時には船便と同時に到着した航空便ですが、この時だけじゃないんです。 楽天やアマゾンで購入したアイテムを実家に届けて、中国まで送ってもらってました。お母さま、救援物資をありがとう♪
我が家が日本からの荷物がある時に必ず送ってもらってたものは
常備薬
風邪薬、正露丸、絆創膏はマスト。日本でよく使っているものは多めに送りましょう。
風邪ひいて受診すると診療代が1回1万円くらいかかることもよくあります。会社が100%支払ってくれる場合はよいですが、我が家は一旦は自己負担。会社に申請すると日本の銀行で「円」で何割か戻ってくるという制度でしたので、「元」が足りなくなるんです。。。病院マジで高い。ので軽度なものは自宅療養していました。
よく使う日用品
下着、紳士用作業靴下の長いタイプ(中国のものはくるぶし丈ばかり)、自分の化粧品、子供用のボディーケアアイテム、日焼け止め、 牛乳石鹸、エマール(オシャレ着洗剤)、襟袖用洗剤、重曹、クエン酸、サンダル、替えの靴など。
ふりかけは色んなところから差し入れされるので、最終的には余ってました。。。
よく使う食品や調味料
いつも食べている食品や調味料はいくらあっても困らないですからね~。いつも送ってもらってました。具体的には
お刺身醤油、寿司酢、塩、味噌、ソース、一味、ごはんですよ、鮭フレーク だしの素、ウェイパー、コンソメ、インスタントコーヒー、コーヒーシュガー、インスタントラーメン、レトルトカレー、カレールー など。
普段の生活で欠かさず買っているものを入れておくと快適だと思います。
子供の勉強用具
テープカッター、鉛筆けずり、習字道具、絵の具などの学校で使用するもの。
調理器具にこだわりがある方は持ち込みください。割れ物は緩衝材でしっかり保護してくださいね。トラックから投げるのはあたりまえです。。。 段ボールはこんなことになりますよ~~。
ドライヤーは現地でも買えます。我が家は現地調達しました。発火しない??とドキドキしてましたが、現地のもので3年間全然問題なく使えました。 赴任時に持参 航空便と船便の到着がほぼ一緒なので、赴任時に持ち込むのが最大のチャンスですが、隔離期間があると持ち込み出来ないかも?? 持ち込める量は航空会社にもよるし、空港からホテルやマンションまでの移動方法にもよるので(タクシーだとスーツケースしか積めない)事前によく確認してくださいませ。
中国赴任(家族帯同) 準備品リスト 手持ちでもっていく(預入荷物)
装飾品など大事なもの(カメラやビデオカメラなど破損したらショックなもの)
装飾品などの高価なものは持参しましょう。カメラなどの電化製品はもちろん、アクセサリーなどの大事なものは自分と一緒に移動するのが安心だと私は思います。お子さんが幼稚園の年の方は特にパーティがあったりするので、意外とアクセサリー使います。たくさんなくてもよいですが、少しはお持ちください。(同級生の中国人はお金持ちのケースが多いです。。。)
よく切れるハサミやカッター
赴任時は開封するものが多いのに、道具が少ないので不便がいっぱい。
はさみを航空便に入れてしまって、慌てて現地調達しました。でも使いづらくて日本のものが到着してからはお蔵入り。以来、長期で移動する時は必ずスーツケースに日本製のハサミを入れるようになりました。
最近では小さくたためるタイプのものが100均でも買えるので、スーツケースに1つ入れておくと安心ですね。
小さいナイフ(新しい部屋で刃物が皆無のケースあり)
コロナで隔離生活が必要な時期は果物をむくのに果物ナイフがあって重宝したそうです。
確かに果物はよく出されますが、果物をそのまま渡されるので果物ナイフはあると便利だと思います。
(ちなみにミニトマトとキュウリは果物扱いです。デザートとして別皿で提供されることが多い)
ウェットティッシュ
私は除菌タイプを愛用していました。中国の方とは「きれい」のレベルに大きな差を感じることが多いので、自分が座るテーブルはウェットティッシュで拭いてから使っていました。出かける時は子供がいなくても必須アイテムです。日本のようにダスターが準備されていることはありません。
各種充電器
言われなくても。と思うのですが、うっかり「航空便」などに入れないように気を付けてください。
必ずスーツケースに入れましょう。1か月充電できない!!なんてことにならないように。
自分で荷物を持ち込むのが一番安心なのですが、スーツケースもありますからそんなにたくさん持参することは出来ないと思います。
空港からタクシー移動だとスーツケース以外の荷物を持ち込むのは難しいかな。荷物を運んでくれる車が手配できるか?又は空港から郵送してくれるか?を確認してみましょう。
赴任者が空港からいきなり荷物を送るのはハードル高いと思います。 経験値か語学力があるか?現地の方が迎えに来てくれる場合は空港から送ることは出来るかな。。。と思います。
隔離の有無にもよりますし、航空会社にもよるので、荷物をどのくらい持っていけるのか?空港からホテルや生活する部屋までどのように移動するのか?事前に確認し物量を決めましょう。おむつが取れてないお子さんがいらっしゃる場合には最初はおむつがマストですね。。。紙オムツの品質はわりと高く、現地で作っているパンパースやムーニーを使っていましたが特に問題ありませんでした。
大きなスーパーが近所にあれば簡単に調達可能なのでご安心ください。
空港からの郵送分は空港で検閲しているので、すぐ受け取れます。1日か2日でお手元に届くと思います。
実際に子連れで赴任してみて、送って便利だったもの。送ったらよかった~と後悔したものを中心にリストにしました。持って行って当然のパスポートや保険証などの書類類は省かせていただきました。楽しい中国ライフとなりますように♪