一度赴任生活を経験した上で、もう一度子連れで赴任となったら何を準備するか?という視点で考えてみました。赴任前に準備した(準備したほうがよかった)物や実際に手続きする時の注意点についてまとめました。
家族赴任前に必ず必要なものと手続き
パスポートとビザの申請
これは解説不要ですね。もちろん必須なアイテムで一番最初に行うべき手続きです。
ビザの申請はご主人の就労ビザが発行されてからでないと実施できないと思いますので、家族で同時に赴任することは難しいと思います。
①ご主人が就労ビザを取得
②現地の住所を中国の警察署に届け出
③在留許可証を発行してもらう
①~③が整わないと家族の帯同ビザ手続きは始まりません。ので、どんなに早くてもご主人の3か月後くらいの赴任スケジュールになるのが一般的だと思います。
※地区や時期により手続き内容や許可が降りるまでの期間が異なりますので、最新情報は会社の担当者にご確認ください。
海外保険の適用について
今加入されている保険にプラスして付けるのか?新しく加入するのか?会社が加入してくれるのか・・・?色々なプランがあるので、まずは会社がどこまでカバーしてくれるのか?確認しましょう。
我が家は会社で加入した保険のみで、個人で新規加入はしませんでした。特に大きな事件や事故にも合わず、帰国できたのは幸いでした。
上の階の水漏れにより電化製品が壊れてしまったお友達から保険でカバーできたという話も聞きましたので保障内容も検討しましょう。
予防接種とスケジュール
海外赴任のための予防接種を実施している病院に赴任する地域を連絡すると、必要な種類と金額、大まかなスケジュールをまとめた資料をもらえると思います。
自分で調べたり、スケジュールを組む必要はありませんので病院に母子手帳を持って行きましょう。
費用は会社に負担いただけることが多いと思います。手続き方法についてご主人に確認しておきましょう。
我が家の場合は
一度自己負担で病院に支払い→申請書を記入し、領収書を会社に提出→給与と同じタイミングに振込み
という手続きでした。
一番気を使ったのは、予定どおりに接種できるよう子供達の体調を整えることです。体調をくずしてしまうと予防接種ができず、中国で接種することになることも・・・。
大人でも↓こんな感じのスケジュールです。同じ種類を何度も接種しないといけません。同じ日に打てるものもあるので、病院の先生と相談してスケジュールを決めていきます。
種類 | 接種回数 | 間隔 |
---|---|---|
A型肝炎 | 3回 | 2~4週間後、半年~1年後 |
B型肝炎 | 3回 | 4週間後、半年~1年後 |
破傷風 | 3回 | 4週間後、半年~1年後 |
狂犬病 | 3回 | 4週間後、半年~1年後 |
腸チフス | 1回 | (追加接種する場合、3年後) |
私も働いていたので、予防接種のために何回お休みしたか・・・。何回も同じ病院に行くので段々子供達も覚えてしまい、病院に到着してすぐに2人で泣き出した時はどうしたらいいか途方にくれました。。。
幼い2人を連れて予防接種のために何回も病院に行って、注射をさせるのは本当に大変でした。主人も赴任前で忙しく、付き添ってもらうことは出来なかったです。あまりに大変すぎて母を召喚。助けてもらいました。
中国生活であると便利なものと手続き
ネットバンキング対応の口座
日本での支払いが発生することがあるので、振込みがネットからできるのは便利でした。クレジットカードの請求額の確認や引き落とし状況のチェックなど、結構な頻度で使ったのでお待ちでない方は是非新しく作成して、アプリもスマホに入れて、操作の練習をしてから出国ください。
新しいクレジットカード
普段使ってないクレジットカードをお持ちの方は不要ですが、中国で使うためのクレジットカードを持っておくと安心かなと思います。
何かあった時にすぐ解約できるからです。普段の支払いに使っているものだと影響が大きいので、中国で使う専用のカードが1枚持つのがおすすすめです。
ですが、中国に赴任する人にしか分からない悩みとして日本のクレジットカードは使える場所が少ない、問題があります。
国によっては日本のキャッシュカードのままお金が引き出せたりすると思うのですが、中国は日本のものはほぼ使えません。クレジットカードですら、VISAのマークが貼ってあるお店でも、日本のクレジットカードは使えないことがほとんど。
日本のクレジットカードが使えるのは飲食店でも高級店、高級ホテルや日本人観光客がよく使う店、日系の大きなデパートに限られます。
↑じゃあ、全て現金で払うの?と思われるかもしれませんが、中国はキャッシュレスが進んでいて、ほとんどの店でスマホでの支払いが可能です。
専用のアプリと銀行口座を紐づけて、デビットカード的にアプリから支払いをする人がほとんどです。
ローカル市場ですら、アプリ使えます。日本のクレジットカード使えなさすぎて、使えるかどうか?確認するのが面倒になるくらい。
じゃあなぜクレジットカード新調する必要があるの?と思うでしょ。
日本に帰る時に購入するお土産はけっこうな量と金額になることが多かったり、ブランド品が日本よりだいぶ安かったり、免税店に行く機会が増えたり、中国からの飛行機が安いので、海外旅行の機会が増えたりするので、大きい金額を支払う機会が増えます。