蘇州日本人学校の日本との大きな違い5つと事前準備しておくべきこと | まゆのブログ
中国赴任ー準備

蘇州日本人学校,日本の小学校との大きな違い5つと事前準備しておくべきこと

中国赴任ー準備

中国の日本人小学校と日本の小学校との大きな違いと事前に準備した方がいいことを5つにまとめました。日本にいる時にはわからなかったことも多く、自分が経験したからこそ感じた日中の差について具体的にご紹介します。

蘇州日本人学校の通学は大人の送迎が基本

中国の小学生は登下校時は親やおじいちゃんおばあちゃんやお手伝いさんが必ず付き添います。変質者ではなく子どもをさらって業者に売り飛ばす「人さらい」が多いので、子どもを誘拐されないように必ず送り迎えします。

小学生は特に誘拐されやすいそうです。労働力にもなるし、内臓が新鮮なため中国闇社会では高い価格で売買される。という話も聞こえてきます。

誘拐のターゲットとして、日本人を狙うことは少ないと言われてきましたが経済的、歴史的な背景があることは事実であり、日本とは環境が全く異なります。

日本では目を離しても大丈夫な年齢のお子さんであっても、目を離さないようにしましょう。

バス通学を導入している学校も多く、その場合は毎日の送迎の必要はなくなりますが、付き添いが当番制で回ってくることがあります。

蘇州日本人学校の昼食は弁当を持参します

昼食に自宅に帰ることもできますが、その場合にも大人の送迎が必要です。そのためほとんどの場合、弁当を持参します。

毎日お弁当を持参するため、色々なメニューに対応するお弁当箱を日本から持ち込もう。スープジャーや保温機能付きのお弁当箱が活躍します。果物を入れる小さいサイズのちょうどのいタッパーも必須。

現地調達できなくはないけど、ちょうどよいサイズのものがなかったり、調味料入れがなかったり、よく使っているものがなかなか手に入りにくく困りました。

ダイソーも一度売り切れてしまうとなかなか同じ商品が補填されず数ヶ月待つことも。常に在庫が豊富にあるとは限らないので、よく使うアルミパックやピック、小分けになっているふりかけなどはたくさんあると安心です。

蘇州日本学校の英語と中国語のレベルは高い

インターナショナル幼稚園や現地幼稚園に通っていた子供達の英語と中国語のレベルは高く、日本から転校した時に一番苦労するのが外国語の授業だと思います。

我が家の子供達も小学校1年生の時に高学年で習うレベルの英語力は持っていたので外国語の授業は簡単すぎてつまらないと言っていました。

当時小学5年生の転入生に英語の教科書を見せてもらいましたが、1年間で習うものすべてが既に幼稚園で習得した内容でしたので、転入生は外国語の授業は劣等感を感じやすい環境ではあると思います。

中国語の授業は日本からの転入生は、英語よりついていくのが大変です。親がサポートしづらいから余計ですね。中国に赴任してから小学校の外国語の授業に追いつくために中国語の塾に通う子もいます。

何年生から転入するか・・・?でレベル感も違うので小学生のお子さんを帯同させる場合には日本で少しでも勉強しておくとよいと思います。

NHKの番組を親子で視聴する、YouTubeの中国語講座を見てみるなど、無料でできることはたくさんあります。言葉がわからないと買い物も外食もできませんし、口調が強いため怒られているように感じることも多いようです。

数がわかるだけでも違いますので是非親子で事前学習しましょう。

蘇州日本人学校は小学部、中等部共に基礎学力は高い

中国の日本人学校全体に言えるかどうか?分かりませんが基礎学力は高めだと思います。

駐在員のお子さんは世界中を飛び回っている場合もあり、3か国語話せるような子もいますし、中国の方が日本より幼児教育は進んでおり、富裕層の子供達は習い事と勉強付けの生活を送っています。

そんな中で一緒に成長してきた日本人は日本での義務教育で育った子より優秀であることが多いと感じます。

高校生からオックスフォードやハーバードの寮生活を視野に入れているケースもありますので進学相談がグローバルです。

蘇州の日本人学校の中学部にも世界中の高校の寮生活に関するパンフレットがそろっていました。日本と中国の差にフォーカスしているのは日本にいる日本人だけですね。世界で活躍されている日本人や中国の富裕層は常に世界を見ています。

私も日本にいる時は現地の学校ってどんなかんじ?日本と同じレベルの教育が受けられるの??と思っていましたが実際に現在日本で通学している小学校より蘇州の日本人学校の方が基礎学力が高いと感じます。

先生やお友達の人間力もとても高かったと思います。毎日の宿題の量も3倍くらいあった。(今の学校が少なすぎるのもありますが・・・。)

中国が日本より勝っているところはなかなか日本で報道されませんのでそのようなイメージになってしまうと思います。事実中国の小学生のレベルはかなり高く、日々の勉強量は日本の平均の倍以上だと思います。

蘇州日本人学校に通うだけでは語学力は高まらない

中国語や英語の授業は日本と同様に週に1回か2回あるかないか?です。他の授業はすべて日本語で行われ先生とのコミュニケーションもすべて日本語です。そのため安心ではありますが、英語や中国語の上達は期待できません。

下の子がインターナショナル幼稚園の場合かなり上達するので下の子だけ話せるようになり、上の子はなかなか上達しないということが起こります。

日常生活で中国語や英語に触れる機会がほとんどないためです。

赴任を機に語学を習得させたいとお考えなら、現地のお友達を作るのがおすすめです。蘇州は日本語が少し話せる子もいますので積極的にお友達作りを頑張りましょう。

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