この記事では中国生活で活躍する便利なアプリ6つと日本のスマホを持ち込む時の注意点をご紹介します。
スマホは慣れない土地での生活に必須アイテムです。地図アプリ、翻訳アプリ、決済など忘れるとお財布よりダメージ大きいかもしれません。
しかも中国はグーグルやLINEなど、日本でよく使うアプリが使えないので、専用のアプリを使いこなしていきましょう。使い方はグーグルやLINEなどとよく似ているのですぐ慣れると思います。
中国生活で便利なアプリ6選
外出時にはGoogleやYahoo!FacebookやTwitter、LINEなど一切使えない世界になります。
これらに替わるアプリを使いこなして、快適な中国ライフを送りましょう。
Wechat(微信):メッセージアプリはマストアイテム
中国版のLINEです。メッセージのやりとりも、もちろん便利ですが最もよく使うのは「支払い機能」。
もう、これがないと中国で生きていけないくらい。お店の公式アカウントから市場のおばちゃんへの支払いまでWechat PAYでお支払いできます。
旧正月にはお年玉をWechatで送り合う文化もありますよ。
使い方はPAY PAYとほぼ同じです。
チャージして使う方法と銀行口座と連携させて引き落とす方法があります。
日本の銀行口座は指定できないと思いますので、中国で開設した口座と紐づけて使います。
日本で事前にダウンロードしておくこともできますが、中国に赴任してからの不具合が多いイメージです。更新先が日本のサーバになるのか?アップロードがうまくいかないということをよく聞きました。急いでなければ赴任して後、中国でダウンロードする方がスムーズに使えると思います。
日本への連絡時に便利なので、身内や友達などよく連絡するお相手には事前にダウンロードしてもらい、メッセージの送り方をレクチャーしておきましょう。
VPNが繋がらなくなってもWechatなら常につながるので、日本から連絡を取りたい時に確実にメッセージが届いて安心です。
LINEが使える方なら問題ありません。ほとんど操作は一緒です。
中国でのお出かけ時のマストアプリ:百度地図
GoogleMapは使えないので、お出かけ時の必須アイテムです。
タクシーの運転手さんにも見せるし、迷った時に現地の方にみせたり、もちろん自分でナビに使ったり。初めて行く場所は必ず百度地図をセットしてから出かけていました。
バスを待っている時にはあとどのくらいでバスが到着するのか?も表示されため便利です。
中国語表記のみのため、検索するには中国語での表記をどこかからコピーしてくる必要があります。ネットで検索して店舗名や地名をコピーしましょう。
中国語だけじゃない。けっこう使える、百度翻訳
こちらもマストアイテム。発音が難しい中国語。日本人の発音では通じないことは日常茶飯事。
頑張って覚えることを諦め、早々に翻訳機能に頼っておりました。コツは短文で入力すること。
長文だと変に訳されて、ちゃんと伝わらないこともあったので、1文を短くして入力します。あとはジェスチャーでカバー。買い物程度であれば問題なく過ごせます。
安い掘出し物が見つかるかも。タオバオ(淘宝):通販アプリ
中国国内最大手通販サイトです。Amazonや楽天のようなサイトです。
Webからも使用できますが、アプリを入れておくと使いやすいからオススメ。
あれが欲しいけど、どこで売ってるのか分からない。というものや重いものを買う時に便利です。車の運転はできない生活なので重いものは家まで届けてもらえると助かりますよね。
商品を探す時に商品名の中国語がわからない、入力できないことがあります。
そんな時は日本語版のタオバオサイトと開き、日本語で検索して商品ページを開き商品名をコピーします。
例えば、洗濯用洗剤「アタック」が欲しい場合に検索すると
中国語表記:「花王洁霸洗衣粉双重酵素去渍2.5KG深层清洁护色亮白皂粉」と表示されるため商品名の黄色マーカー部分をコピーして検索するとでスムーズに欲しい物の商品ページを検索できます。
意味(意訳してます)
花王洗濯洗剤2種類の酵素で汚れをしっかり落とす2.5KG色褪せを防いで明るい白さに粉タイプ
検索するのは大変ですが、欲しい商品をお気に入り登録できれば、繰り返し購入するのは簡単です。カートに入れておいてセールの日にまとめ買いしましょう。
疲れたママの救世主。到家:出前アプリ
ウーバーや出前館のような出前アプリ。ママのピンチを救ってくれる救世主です。
以前から出前が盛んな中国。ドリンク1つでも出前を取ることが出来ます。(もちろん割高)子連れ赴任であれば、本当にお世話になることが多いので出前アプリは1つ入れておくと便利です。
たくさん種類があるので好きなお店が入っているアプリを選んでください。
日本と違って、子連れでの外食はハードルが高いので(子ども用のイスや食器などない店が多い)家で出前を取るのが一番楽ちんでした。アプリでの注文であれば中国語を話す必要もないので気軽に注文できます。
私は現地の中華料理が好きで自分の好きなお店がたくさん加盟している「到家」を愛用していました。
日本と同じで店の出入り口にシールを張っているお店が多いので、自分のお気に入りのお店がどこに加盟しているのか?確認して決めてもいいですね。
特に雨の日は大活躍、DiDi:タクシー配車アプリ
タクシーを自分がいる場所に呼べるアプリ。通話不要のため家じゃない場所にも呼べるから便利です。
実際に車が来たら会話しないといけませんが・・・。
最近は日本版もリリースされたので、インストールは中国に着いてからの方がよいと思います。
日本版は中国では使用できませんのでご注意ください。
他にも色々ありますが、まずはこの6つ。日本で事前にインストールはしない方がいいと思います。中国に到着してからインストールしましょう♪
日本であらかじめインストールしない方がよい理由もご説明します。
中国のインターネットは日本と環境が異なる
補足として中国のインターネットの大前提をご説明。中国のインターネットには、「グレート・ファイアウォール」というネット検閲システムが設置されていて、全ての情報は中国政府に監視・規制されています。
中国以外の企業が提供するGoogleやYahoo!などの検索エンジン、FacebookやTwitter、LINEなどのSNSサービス等は軒並み禁止されていて基本的にはアクセスできません。
グレートファイアウォールを突破し、日本同じ自由なインターネット環境に接続するには、VPN(Virtual Private Network)という仮想ネットワークのサービスが必要となります。
日本人向けのサービスアパートにはVPN環境は標準装備されていますので、ご安心ください。
ただ、日本と同じ環境で使えるのは「家にいる時だけ」なんです。
一歩外に出たら、中国国内サイトしか見れない状況になります。
また、VPNも規制が厳しくなっていて突然繋がらなくなることもしばしば。いつ普及するか?も分からない生活となりますので、中国で便利に使えるアプリは是非活用していきましょう。
SIMフリーのスマホを日本から持ち込もう
SIMフリーのスマホであれば、SIMを中国用のものに入れ替えるだけで日本のスマホがそのまま使用できるようになります。私たちが赴任した時にはまだなかったのですが、今から行くなら絶対に持っていきます。
SIMは空港で売ってるので(自販機もあるくらい)通信会社にこだわりがなければ到着してすぐ、使い慣れたスマホのまま中国で通信可能になります。大変便利なのでとってもオススメです。
中国でスマホを手配できる?日本のスマホとの違いは?
中国のスマホを新しく手配することもできますが、通訳さんがいないと手続きが難しいです。
中国語表示を日本語表示に切り替えたり、日本語入力がうまくいかなかったり、よくわからないOSが入っていたりするので、慣れるまで大変です。
アプリを駆使して日本語入力を可能にしたりすれば使うことは出来ます。
スマホ料金を会社が負担してくれる制度があって、中国スマホでないといけないという話をお友達から聞いたことがあります。そのような場合以外では、わざわざ現地でスマホを契約する必要性はないかなと思います。