蘇州でおすすめの地元名物グルメをご紹介します。市場やリヤカーで販売していることもあり、手軽に食べられるものが多いので街中のいろんな場所で食べられるものばかりです。衛生面で気になる方や中国語が全く出来ない方は注文が難しいかもしれません。人気店は混んでいることが多く、モタモタしていると地元民から注意されますのでそれにめげない強いメンタルを持ってチャレンジしましょう。
蘇州のローカルグルメといえば外せない「蘇州麺」(苏州面)
蘇州のローカルフードといえば蘇州麺(ラーメン)です。日本のラーメンはこの麺が伝わっってきたのが発祥なのでは?と歴史を感じます。油分がなく、さっぱりした麺で基本的には薄味です。いろんな場所で気軽に食べられるグルメですが、注文するのには中国語を少し話す必要があります。
また日本人の衛生感覚の場合、「ここで食べるの・・・?」というお店もありますのでお腹が弱い方はチャレンジしにくいかもしれません。
私たち家族の赴任中は子供達がまだ小さく、空腹を我慢したままお店を探すことが難しい年齢だったので蘇州麺屋さんにはずいぶん助けられました。(我が家はローカル店・フードに抵抗ない一家です)
日本と違い、入口で注文することが多いので店の様子を少し除いてみて、注文できそうな状態のお店であれば入店する。無理そうだったら別の店を探す。という感じで入店してみて雰囲気を確認して決めていました。日本と違い、入店後に何も注文せずに出ていくお客さんもいるので怪しまれるようなことはありません。
スープが白(塩)と紅(醤油)があります。お店によって選択できたり、どちらか一方のみだったりします。基本的には素麺のため、ここに好きなものをトッピングしていくシステムです。
カタコトの中国語でも大丈夫。蘇州麺屋での注文時のコツとは。
蘇州のどこにでもあるローカル店はこんな雰囲気の店構え。中国初心者にはちょっとハードル高めの雰囲気で、地元の方にも大人気のため混みあっていることが多くよりハードルが上がります・・・。
でも注文方法が分かれば戸惑うことはなくなると思いますので大丈夫です。初回のみ頑張ってチャレンジしましょう。
初回のお店は早めの時間にチャレンジがおすすめ。
日本と同様に12時からは昼休憩のため働いている方が昼食に来られることが多く、急いでいる人が多いので11時半など空いている時間にチャレンジしましょう。
余裕のある時間帯だと店員さんが手伝ってくれたり他のお客さんが教えてくれたりすることも多いです。
蘇州麺屋での基本的な注文方法
入店後の流れは日本のラーメンやうどんチェーン店でも導入されているセフルサービス形式のお店が多いです。
①カウンターや厨房前で注文する又は発券機で券を購入する(店によっては先の着席する場合もある)
②麺とトッピングが提供される
③空いてる席に座る(基本的に相席)
お店によっては番号札を渡される場合もあります。初めてのお店の場合には現地の方の様子を観察してお店のシステムを学びます。
メニューも「エビネギ麺」のような具と麺がセットになっている場合と素麺に好きなトッピングを選択する(何も注文しないと素麺のみ)場合があります。
店によって注文から着席までの流れが違うので、周りの現地の方の様子を見て同じように動きます。
このお店はわりと綺麗な方。それでも着席したら除菌ウェットティッシュでテーブルを拭いてから食べていました。
蘇州麺屋での注文時のコツ
メニュー表も漢字だけな店が多いです。多くのお店で写真はないので、中国語が少しは読めないと想像もしにくいかも・・・・。
看板が掲げてある店の場合、発音が分からなければメニュー表の写真をとって、スマホで写真を再生し、指差して注文しましょう。
少し中国が話せるようになってからは、「8元のネギの麺」みたいな言い方で値段とセットでメニューを伝えると正しく伝わる率が上がります。一番安いのは7元。140円しないという安さ。
カップ麺より安い可能性がありますね。
↑こちらは具と麺がセットになってるお店のメニューです。
↓これは11元の「苏式焖肉面」だったかな?こんなかんじで素麺と小皿に具材が載せられて提供されることが多いです。
料理が出てきたらもう安心です。空いている席で食べて、食器を片付けたら終了です。食器は自分で片付けるパターンと、席にそのまま置いておいてよいパターンがあります。
食べ終わった他のお客さんの様子をみて同じようにします。自分で片付けるパターンの方が多いので、店内の様子で返却口がすぐわかるお店がほとんどです。
イオンのフードコートにも蘇州麺屋さんがあるので、好きな味かどうか?試したい方はフードコートからチャレンジするのがオススメです。
フードコートなのでメニューに写真があります。「水晶虾仁面」はエビをゆでたものがトッピングされている蘇州麺です。「虾」はエビのことです。
写真では1つのお椀でしたが、別々で提供されました。このお店はスープは選べず醤油味のみでしたので注文も簡単でした。
蘇州おすすめのローカルグルメ辛さが病みつき「マーラータン」(麻辣烫 )
辛いものが好きな方なら、マーラータンもおすすめです。好きな具材を選んで煮てもらうシステムです。出来上がるとこんなかんじ↓
辛さも選べることが多いので自分の好きなようにカスタマイズできますが、中国語でのオーダーはあまり必要ないので注文時のハードルは低めです。
蘇州でランチに人気なマーラータンの注文方法
冷蔵庫から好きな具材を選択して取ります。具が串にささっているお店もあるし、量り売りの場合もあります。
具材を撮り終えたらお金を払って厨房に一旦具材を預けます。
このお店では最後に辛さを選んで注文するスタイルでした。レベルがわからなかったので、下から2つ目の「微辣」を注文してみましたが、充分辛かったです。
日本と中国の辛さのレベルは違います。中国の方がだいぶ辛いので様子を見て1ステップずつ上げていくのがよいと思います。「辣」
その場で待たされることが多いので、出来上がりを待っていると辛いスープの中に麺と選んだ具を煮たものが厨房から提供されます。
蘇州のローカルグルメ朝食やおやつにおすすめの「餅」
市場や屋台でもよく見かける「餅」の文字。クレープのような薄いお好み焼きのような・・・?もので注文したら作ってくれるお店が多いです。
作り置きはしていないことが多いので中国語での注文が必要です。店構えはこんなかんじ↓お客さんが多い時間帯だと少し作ってある時もあります。
蘇州名物「餅」の注文方法
中国語での会話が必須となります。種類はどれにするか?を選んだら入れてほしくない具材がある場合には事前に抜いてもらうようお願いします。例えばパクチーが苦手なら、「パクチーは抜いてほしい」とオーダーします。
日本人が多い店だとパクチーを入れていいか?店員さんが聞いてくれることもありますが、ほとんどの場合、確認はありませんので、店員さんが作り出す前にお願いしておく必要があります。
作り置き分がなくても、注文したらすぐ作ってくれるため朝食や昼食時、小腹がすいた時のおやつに最適です。こちらは↓「土豆丝餅」「土豆」とはジャガイモのことです。
細く切ったジャガイモと目玉焼きが入っていて周りは甘くないクレープの皮のようなものでくるまれています。
片手で食べられるし、とっても安いので(確か5元だったはず)市場からの帰り道によく買っていました。
できたての熱々を食べるのが美味しいです。時間がたつと、しなしなになってしまい油っぽくかんじてしまうので、出来立てを楽しんでいただきたいです。
日本での「たません」的なメニューですね。冷凍食品やお店では買えなくて出店など限られた場所でしか買えないメニューです。
市場近辺には常設店があることがありますが、リヤカーで朝だけ出店しているお店も多く、その場合は市内より観光地のや公園の売店などで売られていることが多いです。
蘇州の人気ローカルおやつ「鳮蛋仔」(香港ワッフル)
「鳮蛋仔」は香港発祥のベビーカステラに似たおやつです。ベビーカステラとの違いはふくらみの中が空洞なことです。香港式ワッフルと言われたりもします。
蘇州にも「鳮蛋仔」屋さんがたくさんあります。1つ10元前後のことが多く手軽に食べられます。
蘇州で人気のおやつ「鳮蛋仔」の注文方法
「鳮蛋仔」の注文方法は簡単です。レジで何個欲しいか?を伝えるのみです。
加熱もされているため子供に食べされるのも安心ですね。オーソドックスなものは生地のほんのりした甘さのみです。焼きたてをもらえるので熱々。
お砂糖やシナモンなどはまぶさず、焼きたての生地がそのまま渡されます。
ホットケーキのような?ベビーカステラのような?ほんのり甘い小麦粉のおやつです。
お店によってはクレープのように生クリームと果物を巻いているメニューもあります。このタイプは最近日本でも見かけることがありますね。
季節によって果物はマンゴーやメロン、ブドウなどに変更されいきその時期限定メニューとして人気があります。果物が入ってくると15元前後になることが多いかな?
日本のたい焼きのような位置づけのおやつです。専門店としてスーパーの1階にお店があったり、観光地に移動式の店舗として出店していたりします。平江路でよく見かけました。
蘇州のローカルグルメ「豆花」(台湾発祥の豆腐メニュー)
「豆花」は台湾発祥のメニューです。日本ではデザートとして紹介されることが多いメニューですが、蘇州では朝食に「豆花」と揚げパンを食べる方が多くデザートという扱いではないです。
定番の朝食メニューですね。緩めの豆腐の上に甘く煮た豆や芋、団子、タピオカなど好きなものをトッピングして楽しめるメニューです。最近では日本にも進出しているお店もあるので、日本で食べたことある方もいらっしゃるかもしれませんね。
豆腐には味はほとんどなくお豆の味と食感を楽しみます。
私はタピオカと小豆のみをトッピングしたシンプルなものが一番好きですが、豆腐が見えなくなるくらいお豆やお芋をトッピングするメニューも多く人気です。
中国人は日本人より食べる量が多いため、大きなどんぶりいっぱいの豆腐、豆をペロリと食べています。私は昼食として食べることが多く、もうこれだけでお腹いっぱいになります。
蘇州で朝食に人気の「豆花」の注文方法
お店のメニュー構成によって注文方法が異なるため、メニューを確認しましょう。豆花のお店は写真があることが多いのであまり迷わずに注文できると思います。
具材がセットになっているものの場合はそのメニューを選んで注文します。
(あんみつみたいなイメージ。いろんな具材が少しずつ乗ってきます)
自分でトッピングしたい場合には、「豆花」のみを注文し、トッピングしたいメニューを選択します。
この場合は中国語で乗せたいものを1つずつ注文します。
店員さんにうまく伝わらなかったり、現地の方に早くしろよ。という目線で見られたりすることもありますが、強い気持ちを持って自分のペースで大きな声で注文しましょう。事前に準備ができる場合には写真をとっておく、注文したいメニューや具材の中国語の発音を確認しておくとスムーズに注文できます。