蘇州市内には有名な庭園が多く、世界的な観光地となっています。大人にとっては素敵な空間なのですが、子供にとっては退屈な場所。子供達も楽しめて、大人も中国の歴史や生活ぶりが感じられる家族で楽しめるおすすめ観光スポット3箇所をおすすめの季節や子連れで訪れる時の注意点と共にご紹介します。
子連れ蘇州観光におすすめしたい山塘街（サンタンジェ）
歩行者天国だから子連れでも安心。古い建物が残るエリアを散策
人が多く、石畳の道が多いのでベビーカーは不向きです。抱っこ紐でお出かけください。
昔ながらの街並みにはシルク、茶器、真珠等々いろんなものが売ってます。特にお土産屋さんがたくさんあります。
＜山塘街（サンタンジェ）＞ 基本情報
住所：蘇州市広済路新民橋
街並みなため門もなく入場料はかかりません。24時間365日通行可能。お土産屋さんの営業時間は10時~18時（一部21時）くらいが一般的です。早いお店は16時ごろ閉店します。
水辺なので冬は寒いです。夏も涼しいわけではないので、春、秋（ほとんどないけど）がおすすめです。有名な観光地のため平日にも多くの人が訪れます。公衆トイレはありますが、あまり綺麗ではありません。
↓まだお店あるかな～？？PURELAND(ピュアランド)は有名なタイル・家具屋さん。とても素敵なデザインばかりなので是非一度覗いてみてください。子連れ家族は気を付けて。狭いし、割れ物ばかりのお店なので小さな子供と一緒に入店するのは危険です。小学生女子にとってはキラキラアイテムが素敵なのでおねだりされちゃうかも。。。
タイルのサイズは何種類かあり、単体での購入も可能。自立もするし壁掛けもできるよう裏側が加工されています。家具のオーダーも可能で自分が選んだタイルを埋め込んで家具を作ってもらうことも出来ますが、日にちがかかります。
蘇州観光の記念に家族の切り絵はいかが？
蘇州も切り絵のお土産が有名です。山塘街の切り絵屋さんには職人さんが常駐していますので、予約なしでも切り絵を作成してもらえますよ。待ち時間がなければ、似顔絵は1人30元で10分くらいで出来上がります。4人家族だと30分くらいかかるかなあ・・・？観光前にオーダーしておき帰りにもらって帰るのがオススメです。写真でも対応してくれるので、縁起ものとして日本へのお土産としても喜ばれます。
気候がよい時期は子供も喜ぶ舟遊びがおすすめ
中国のヴェネツィアと言われる？？水の都、蘇州。船遊びが盛んです。 蘇州市内の色んなところで乗れるのですが、子供達と乗るためしっかりした船がよいですよね。山塘街の船は大きめでしっかりしたタイプなので小さいお子さんを連れて行くにも安心です。
遊覧船の種類は2種類。観光船と手漕ぎ船があります。
観光船：所用時間は約30分で大人55元（子連れ家族にはこちらがオススメ）
手漕ぎ船：約40分で80元
140cm以下の子供は無料
残念ながら英語は通じませんが英語表記の看板はあります。
チケットは「票」なので漢字のままでも分かります。「ピョウ」と読みます。
大人は（ダーレン）2枚は（リャンガ）、船は難しいので発音せず、値段で表します。55元は「ウーシーウ」なので、チケットを買う時には
「55元の大人２枚！！」と言うのが一番簡単なので、
「ウーシーウ(55)」、「ダ（の）」、「ダーレン(大人）」、「リャンガー（２枚）」
と大きな声で「ウーシーウ、ダ、ダーレン、リャンガー」と言ってみて。 大きな声がポイントですよ。発音より聞き取れない方が怒られます。
中国ローカル飯にチャレンジ？？屋台の物は食べないで
山塘街は食べ歩きエリアなので落ち着いて食事する場所は地元の中華料理屋さんくらい。日本人にはハードルが高いかもしれません。。。抵抗ある方も多いかも。。。
駐在してしまえば、慣れて屋台のものも食べていましたが、最初の頃はよくお腹を壊していました。だんだん体も中国仕様になっていくのか？いつしか屋台のものも平気になりました。が、観光客の皆さんにはおすすめしません。何か食べたい場合には屋台ではなく、お店に入店しましょう。
地元の中華料理屋さんはこんなかんじ↓焼き小籠包とワンタンにはいつも助けられていました。
どこの中華料理屋さんで食べても美味しいメニューです。
食べ歩きの街なので、屋台のものが美味しそうに見えると思いますが、後の予定が台無しになってしまうかも？？しれないので食事を済ませてからか、夏場なら早めに食事を済ませて、食後の散歩におすすめです。夜のタンランも綺麗ですよ～。
子供と一緒に冒険気分で散策しよう蘇州の世界遺産「獅子林」
蘇州といえば庭園が有名です。世界遺産もたくさんあるので、大人としては１つくらいは見ておきたいですよね。 子供達と楽しむお庭ならダントツでおすすめなのは獅子林 実際の岩に乗ったり、降りたり、くぐったりとちよっとした冒険気分を味わえます。 見学というより探検！！できるお庭のため子供連れ家族にぴったりです。動きやすい服装でお出かけください。ベビーカーは通れません。抱っこ紐でお出かけください。
蘇州の世界遺産「獅子林」入場は基本事前予約制。当日チケット販売も有り
世界遺産＜獅子林（シーズーリン）＞基本情報
住所：蘇州市園林路23号
開園時間：7:30-17:30 （10月11日〜2月28日 17:00まで）
入場料：大人40元 （10月11日〜2月28日 20元）
事前予約制が導入されたため、当日チケットが購入できるのは空きがある日のみ。確実に入園したい場合には事前に手配が必要です。中国国内決済システムでの支払いとなるため日本からの購入は難しく、現地に口座を持つ法人や知り合いに購入を依頼する必要があるのが難点です。
事前予約システムは団体客の制御のために導入されたと推測しています。個人が家族で入場するレベルなら春節や連休など特別混む時期でなければ当日券で入場できると思いますが、現地に行ってみないとわからないので絶対に入りたい！！という方は予約を頑張ってください。
不思議な岩の森の正体は「太湖石」
蘇州のお土産としても有名です。太湖石とは、太湖周辺の丘陵から切り出される穴の多い複雑な形の奇石のことです。かつて内海だった太湖の水による長年の侵食によって石灰岩には多くの穴が開き、複雑な形と化した岩となったものです。
獅子林にはとても大きな太湖石が多数配置されていて、天然のジャングルジムのようになっています。岩の上を歩いたり、穴をくぐったり、岩の中から空が見えたり。順路もありますが、子供達の好奇心のままに進んでいきましょう。
昔から珍重されてきた石だそうで、富の象徴として庭園に配置されたのだそう。
蘇州のお庭に池は必須です。もちろん鯉、金魚、カメがいました。池の周りで一休み。
子連れ観光には梅が見ごろな2月がおすすめ
蘇州の大人気観光地のため、中国国内、海外からの観光客でいつも混みあっていますが冬場は比較的人も少なくて、子連れで散策しやすいです。しかも入園料が半額！！すべて屋外の施設なので寒いですが、梅の名所でもあるので2月の陽気がよい日が特におすすめです。温かい飲み物を持参していきましょう。
小さな滝もあり、お庭を散策しながら色々な発見があるため、子供達も飽きずに散策できます。
蘇州子連れ観光「盤門（パンメン）」はランチも安心
盤門は紀元前514年、蘇州城を守るために造られた8ヵ所の水門の一つ。「盤門三景」「盤門景区」とも呼ばれる。約2500年前の史跡で、現在残っているものは1300年代に再建されたもので公園になっています。敷地は広いのですが、階段が多いためベビーカーだと見学をあきらめて下で待機。という時間が発生するかも。待機組と楽しむ組に分かれることが出来れば、それぞれが楽しめる公園です。
＜盤門（パンメン）＞基本情報
住所：蘇州市東大街1号（盘门风景区）
開園時間：8:00-17:30（冬期 17:00まで）
入場料：大人40元 身長120cm以下の子供は無料。
城壁の上まで上ると、大鉄砲が展示されています。階段しかないので頑張って上りましょう。いい運動になります。
正面玄関すぐにあるこちらの棟↓に上るには別途６元必要です（大人のみ）
棟の中は薄暗く、急な階段がずっと上まで続くので体力に自信のない子はここで引き返そう！！
大きな池もあります。ここにも太湖石。上からの水が流れていて人口の滝になっています。
広すぎず、狭くなく、安全で子供のリスクは池ポチャくらいなので公園としても最適な場所です。程よく体も動かせて、トイレも綺麗な方。英語は通じませんが、チケットが買えれば自由に散策するのみで観光客も少ないため落ち着いた雰囲気で自分達のペースで遊べるのでとってもおすすめです。
盤門が蘇州子連れ観光におすすめな1番の理由はランチです
お出かけの時に心配なことは現地に子供達が食べられるものがあるかどうか？につきます。特に現地の中華料理が苦手なお子さんだと、食事に困るから出かけられないという話をよく聞きました。
その点、盤門は心配ご無用。パンパシフィックホテルが隣接しており、こちらのランチは食べられなかった日本人家族はいないクオリティです。高級中華料理かビュッフェスタイルのレストランかどちらかで食事をすることができます。どちらともクオリティはばっちりですが、お値段も高級ホテル料金となります。トイレも日本と同じレベルで綺麗なため、綺麗好きな奥様でも安心です。
Garden Brasserie (ガーデンブラッスリー)※ビュッフェスタイルのレストラン
営業時間
アラカルト ：6:30～23:00
朝食ブッフェ ：6:00～10:00（月曜日～金曜日）、6:30～10:30（土曜日と日曜日）
ランチブッフェ：12:00～14:30（土曜日、日曜日、祝日）
ディナーブッフェ：17:30～21:00（日曜日～木曜日）、17:30～21:30（金曜日、土曜日）
※料金は時間帯やメニューにより異なりますのでホテルにご確認ください。
ランチは大人100元/人程度のことが多いです。
