岐阜県でノロウィルスが原因で死亡の40代男性はどこで何を食べた? | まゆのブログ
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岐阜県でノロウィルスが原因で死亡の40代男性はどこで何を食べた?

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岐阜県の仕出し業者「バイパス給食センター」の弁当を食べ、300人以上がノロウイルスによる食中毒の症状を訴えた問題で、弁当を注文した会社で勤務する40代の男性が死亡していたことが発表されました。 2月24日から28日に提供した弁当を食べた人が食中毒の症状を訴え、県はノロウイルスが原因と断定し、営業禁止処分としています。

ノロウィルスが検出された40代男性はどこで何を食べて感染したのか?

3月7日午後3時までにノロウイルスが確認されたのは320人を超えており、死亡した40代の男性は、 先月28日には食中毒とみられる症状を発症、翌日ごろまでに死亡しました。男性からはノロウイルスが検出されていますが、食中毒と死亡との因果関係はわかっていないということです。

男性の勤務先は公表されていませんが、バイパス給食センターの弁当が販売されていた場所と種類を調査しました。


バイパス給食センターの弁当が販売された場所

岐阜県内の各所で総計467食が販売されていました。

販売場所販売数(食)
24日
月曜日
25日
火曜日
26日
水曜日
27日
木曜日
28日
金曜日
羽島市役所内売店 038383742
OKBふれあい会館2階アトリウムワゴン販売044404846
那加クレーンセンター1934251523
わくわく広場イオンモール各務原インター店09900

50年以上続く会社で、割子弁当、オードブル、高齢者向け弁当(岐阜市指定業者)、一般給食、幼稚園託児所給食、デイサービス、老人ホーム給食委託を提供していました。

弁当の提供総数24日 1,884食
25日 4,095食
26日 4,099食
27日 3,405食
28日 2,179食
調査済数915人
有症者数261人

販売されたバイパス給食センターの弁当の種類

地元では老舗のお弁当屋として有名な会社でメニューも豊富にそろえていました。


販売場所
弁当の種類
羽島市役所内売店 チキン弁当(鶏ちゃん)、チキン弁当(唐揚げ)、チキン弁当(とり天)、海苔弁当(ハンバーグ)、海苔弁当(白身魚フライ)、お魚弁当(白身魚)、お魚弁当(サバの煮つけ)、サーモン照焼弁当、彩り弁当、油淋鶏中華風、カツカレー、カレー、味噌カツ、唐揚げ弁当(ヤンニョム)、唐揚げ弁当(ハニーマスタード)、ヘルシー弁当、デラックス弁当、天丼(とり天、海老天)、チキンの照りマヨ丼
OKBふれあい会館2階アトリウムワゴン販売たっぷり野菜の鶏ちゃん弁当、唐揚げ弁当、とり天、味噌カツ、お魚弁当白身魚野菜あんかけ、お魚弁当サーモン照焼、お魚弁当サバの煮つけ、油淋鶏中華風、彩り弁当、のり弁(唐揚げ、ハンバーグ)、のり弁(白身魚フライ、焼きそば)、チキンカツのトマトソース、デラックス弁当、ヘルシー弁当、鯖チラシ、うな丼
那加クレーンセンター天ぷら弁当、味噌カツ弁当、ハンバーグエビフライ弁当、白身魚の唐揚げ弁当、鶏チリ弁当
わくわく広場イオンモール各務原インター店うなぎどんぶり、ぶり大根

死亡した40歳の男性の会社もバイパス給食センターのお弁当を購入していました。

                                                     

ノロウィルス感染と死亡に因果関係はあるのか?

ノロウィルスは人の腸内(小腸上皮)で爆発的に増えはしますが、ウイルスそのものが臓器に決定的なダメージを与えることはありません。しかし、おう吐した際の「吐しゃ物」でのどを詰まらせ窒息する例や、吐しゃ物が気道から肺へ流入して肺炎になる誤嚥性肺炎、循環不全などを引き起こし死亡するケースが多く確認されています。

ノロウイルスによるおう吐で窒息死してしまう理由は突発的に起きるから

ノロウイルスによるおう吐は、「二日酔い」のおう吐(気分が悪くなり、おう吐するまでに時間的な余裕があり、おう吐に備えることができる)とは異なり、突発的に起きるからと思われます。
介護や看護の準備ができなく対応が遅れる突発的なので、吐きそうだ(気分が悪くなる)といって人を呼ぶ時間がなく、介護や看護している人の対応が遅れてしまいます。

このような理由から男性の死亡原因とノロウィルスの因果関係は不明とされているものの、ノロウィルス感染が大きな影響を与えたと推測されます。

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