桜島の噴火が活発に最後の噴火はいつだった?もうすぐ噴火する可能性は?? | まゆのブログ
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桜島の噴火が活発に最後の噴火はいつだった?もうすぐ噴火する可能性は??

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桜島では15日から南岳山頂火口で噴火が相次いでおり、噴煙が火口から3000メートルの高さまで上がり地元住民に大きな影響が出ているとのこと。降灰だけでなくマグマが噴出している様子も伺えるため今後の動きが心配されています。

桜島が最後に噴火したのはいつ?

1914年1月12日に発生した大正噴火は、桜島史上最大規模の噴火であり、以下のような特徴があります。

1914年の噴火(大正大噴火)の特長

  • 日本の火山史上最大規模の噴火の一つ。
  • 大正3年(1914年)1月12日に発生。
  • 地震に続いて激しい爆発的噴火が起き、死者・行方不明者約58人
  • 大量の溶岩が流出し、桜島が大隅半島と地続きになった(それまでは本当に“島”だった)。
  • 鹿児島市内にも大量の火山灰が降り、ライフラインに甚大な影響。
  • 噴煙高度:約18,000メートルに達し、大量の軽石や火山灰が降り積もった。
  • 溶岩流:約30億トンの溶岩が流出し、桜島の1/3の面積を覆い尽くす。

桜島の大噴火はもうすぐ起こるのか?

火山性地震や火山ガス放出量が一時的に増加していることが確認されています。噴火警戒レベルは「レベル3(入山規制)」が継続中。昭和火口や南岳火口で小規模噴火が継続的に発生していますが、大規模噴火の前兆と断定できる現象はまだ出ていません

ただし「大正噴火級の噴火のエネルギーは蓄積中」との指摘の声もあり、溶岩の噴出量などから見て、次の大規模噴火の“準備”が少しずつ進んでいる可能性はあると考えられますが「今すぐに大噴火に至る」といった兆候(急激な地殻変動、膨張の急増など)は観測されていません。

桜島の過去の大噴火と現在の状況に共通点はあるか?

1914年の大正噴火の直前にも、以下のような現象がありました。

  • 1ヶ月以上にわたる地震の頻発
  • 地殻の急激な隆起(地盤の大きな変動)
  • 有感地震の連続(マグニチュード4〜5)

現在は、これと同レベルの現象は起きていないため、ただちに同様の大噴火が起こる可能性は低いとされていますが、「無前兆での大噴火」も理論的にはゼロではありません。

桜島の大噴火を見極める前兆はあるのか?

予測不可能な自然災害ですが過去のデータの蓄積により気にしたい6つの前兆があります。

① 地震の異常増加(火山性地震)

  • 地下のマグマが上昇して岩盤を押し広げることで発生します。
  • 特に「有感地震(体に感じる揺れ)」が連続的に起こる場合は注意が必要。
  • 1914年の大正噴火では、噴火の数日前から1日に200回以上の地震が発生していました。

🔸見極めポイント

  • 1日に数十回以上の地震が継続 → 要注意
  • マグニチュード3〜5の地震が多発 → 前兆の可能性あり

② 地殻変動(地面の隆起・膨張)

  • 地面が「盛り上がる」「膨らむ」のは、地下のマグマが貯まりつつあるサイン。
  • GPSや傾斜計で地盤が数センチ〜数十センチ膨張した場合、要警戒。

🔸見極めポイント

  • 火口周辺の地面が継続的に隆起 → マグマの蓄積中
  • 過去と比較して速いペースで隆起 → 噴火が近い可能性

③ 火山ガス(二酸化硫黄など)の増加

  • マグマが浅いところまで上昇すると、火山ガスの放出量が急増する。
  • 気象庁では1日1,000トン以上のSO₂放出を「多い」と分類。

🔸見極めポイント

  • SO₂放出量が通常の2〜3倍に急増 → 要警戒

④ 噴煙の高さ・回数の変化

  • 噴煙が突然高くなる(例:5000メートル以上)場合、地下の圧力が高まっている可能性。
  • 噴火の回数が急増し、かつ規模も拡大する場合は前兆のことが多い。

🔸見極めポイント

  • 数日間で噴煙高度が2〜3倍に上昇
  • 小噴火→中規模噴火に変化しつつある

⑤ 音(火山性微動)や火山雷

  • 地下からの連続的な震動(「微動」)が続くのは、マグマが活発に動いている証拠。
  • また、噴煙の中に雷が見られることも。これも大量の火山灰が放出された兆候です。

⑥ 動物の異常行動・井戸水の変化(補足的指標)

  • 科学的には証明しづらいが、歴史的にはこうした変化も報告されている。
  • 例:鳥が鳴き止む、動物が山から逃げ出す、井戸水が急に濁るなど。
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